ヴィル

ナチス占領下のアントワープ 二人の若い警官が ナチス憲兵とともに

ユダヤ人を確保しに 行くが ユダヤ人に同情した主人公 ヴィルが

憲兵を 誤って殺めてしまう。

ユダヤ人を匿い 事件を 亡き事にしてしまうことに 画策するが

結局 ふたりとも ナチの凄まじい 拷問と暴力に屈してしまい

ユダヤ人の迫害を ナチスとともに 手伝ってしまう。

歴史を知る者として 結果論として アントワープは 連合軍に開放され

もし 映画の二人が生き延びたとしても ユダヤ人迫害の罪で

責められるだろうし

このごとく 我々は 波に漂うゴミである なすすべがない